新鮮魚介類と豊富なメニューの居酒屋 海鮮問屋博多 島根県松江市伊勢宮町
漁師直送 活きが違う!海鮮問屋博多

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魚料理の命は「活き」

 私は学校卒業後、玉造温泉旅館の厨房に和食板前修行として働きはじめた時は、皿洗いからはじまり、後に調理技術を見習いました。限られた時間で数多くの料理を手際よく順番に出すことに追われ、ネタの「活き」までこだわりませんでした。魚の命は「活き」と信じたのは、料理に使う魚の漁獲現場を訪れ体験した時からはじまりました。

 昭和52年、笠浦港(松江市街より北へ約10km離れた日本海に面した漁港)で体験した定置網漁はたくさんの活きのいい魚を目にし、強く感動しました。「この活きのいい魚を活きたまま店に出したい」「活きがよい魚は旨い」の想いから店内にいけすをつくり、活きた魚をお客様の目の前で料理する「いけす活魚料理」を提供することになりました。

 浜で水揚げした魚を漁師から受け取り、店のいけすまで運ぶ水槽運搬技術や店内のいけす内で魚を元気に保つ水槽技術の確立は何度も失敗を繰り返しました。一晩にして多くの魚がみんな死んでしまったこともありました。その度に水槽の形や水質、濾過材料などに工夫や改良を重ねたので水槽の施工や水の浄化などの投資は多大な金額にのぼりました。途中挫折しそうになったこともありましたが、そんな時に支えてくれたのが、お客様の「博多の魚は旨い」という暖かい言葉でした。

 「海鮮問屋」の屋号は「活きの良い魚をお客様に召し上がっていただきたい」しかも「お手軽な料金で提供する」という強い希望があり、活きのいい魚を松江市や周辺地域のスーパーなどからお声が掛かり卸売をはじめたことからです。

 博多が真鯛などの活魚を仕入れ、運び、活きを保って、お手軽な価格で卸すことで、多くの皆様に活きのいい魚を召しあがっていただけることが私を支えてきました。

「活きのいい旨い魚」への執着
鮮魚

 今は道路整備による交通網と運送技術がすすんだため一般的になりましたが、昭和60年頃までは松江の方々はいつでも活きのいい旨い魚を食べることは稀でした。

 松江市内では恵雲港(松江市街より北へ約10km離れた日本海に面した漁港)で水揚げされた新鮮な魚を恵雲のおばさん(ご夫人)が大きな籠を担いで各家に売り歩く姿をよく見かけ「恵雲の行商」は長年松江の物詩のひとつでした。新鮮な魚介類は「恵雲の行商」姿と重なる方が多いと聞きますので、松江では日本海の活魚を食する習慣はほとんど無かったように思います。

 私は雲南市掛合町で昭和27年に生まれました。松江の方は奥出雲地方と呼ぶ広島県境に近い山間地で育ちました。田畑や山の幸に恵まれていましたが、海から遠く新鮮な魚を食べる機会はほとんどありませんでした。

 私が人一倍活魚に強い執着を持ちつづけていることは、山間地で生まれ育った幼少期の体験から「旨い魚を食べたい」想いが体のどこかにあると思います。また昭和52年笠浦港の定置網漁を体験してから、お客様のために少しでも活きのよい魚を提供できるのではないかという夢が、それを機に現実にむけて動くことになりました。

博多丸

 海鮮問屋博多は魚の活きには自信を持っています。より活きの良い魚を提供したいため、自ら博多丸を所有しています。釣り上げる魚は定置網の魚とくらべるとストレスが少なく、一匹づつ扱うので魚体の傷が少ないことも特徴です。舌が肥えた魚の味にこだわるお客様も「旨い」と納得していただいています。

 そのためか、海鮮問屋博多の材料に掛かる経費は一般の料理店と比べて高くついていますが、お客様の「活きがいい」「旨い」という言葉をいただきたいから材料には経費を気にせずにかけています。


  海鮮問屋 博多 島根県松江市伊勢宮町517 / TEL0852-28-7000
  営業時間/11:30〜14:00 17:00〜23:00(LastOrder 22:30)・年中無休
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